今日「ホーリー・モーターズ」観てきた。
思わぬツイタチで1000円だった幸運はさておき
衝撃的に面白くて、後に引く映画だった。
カラックス映画は短編くらいしか観たことがないけど、
何というか、ぶっ壊し感。ヌーベルヴァーグ感が新しい感覚を刺激してくれて、終始ピリピリしていた。皮膚が。
そして、ごく平凡な父親から殺人者、あとモーションキャプチャーの人まで11人を演じ分けるオスカー。を演じるドニ・ラヴァンの出で立ち、一挙手一投足に引きこまれっぱなしで、あと6人くらいみたかったな。
映画「TOKYO!」に出てきた圧倒的存在感の「下水道の怪人メルド」の闊歩シーンもまた観れて満足。
内容は文章、言葉で説明できるようなものでわないけど(映像表現なわけだから)、
「演劇1」「演劇2」(5時間42分のドキュメンタリー映画)で劇作家平田オリザさんが言っていた、演じてることがフラットな状態といようなペルソナ論的なものに共通する何かを感じました。
もう一回観たい。
ぶつぶつ。