空腹論

余白。




アート、映画、音楽、演劇、建築、モノ。



表現やモノ作りにおいて

大事なキーとなるのは余白だ。


と、それなりに断言できる。




ぎちぎちに埋め尽くされたもの、完成されたものは、すぐ飽きる。

余白を残すことで、観客に想像する余地を残す。

説明しすぎないことで思考を持続させる。


シンプルイズベストは余白の賜物だ。




自分の生き方として、それはテーマとなっているし、

何かしらの本質であることはわかっている。





が、うっかりしていた。

もっとも身近で、根源的な余白を僕は意識していなかった。



それは腹の余白である。




僕は常に満腹だった。

空腹であればすぐに何かを食べていた。

食べることが好きたら。



すると不思議なことに、

頭の余白もいっぱいになる。


反応が鈍感になる。





近頃感じていた

弱不感症はこれが原因だったかな。






空腹を意識する。

重要課題。